健康診断・予防接種

ワクチン接種の重要性

犬や猫を恐ろしい感染症から守るために、毎年ワクチン接種を行う必要があります。犬や猫には狂犬病やイヌ伝染性肝炎、ジステンバーなど、様々な感染症にかかる可能性があります。

ワクチン接種をきちんとしておけば、万が一これらの感染症にかかっても、症状を軽減することができます。なお、狂犬病は致死性のウイルス性人獣共通感染症で我が国は犬のみ法定で必須となます。

当院での予防接種の取り組み

当院では25ゲージ以下という通常より細い針を使い、注射を行っています。針が細ければペットの痛みも少なくなり、ストレスも軽減されます。

また予防接種をするときは、午前中など早い時間に来院することを推奨しております。予防接種もお薬ですので投与後に様々な有害事象が発現することもありえます。但し、確率的には低くめったに発現することはありません。特に初めての予防接種の場合、どのような副反応、(以下リアクション。)リアクションが体に出るかがわかりません。

例え初めてでなくても、季節や本人のコンディションによっても、リアクションの発現の有無や症状の程度は変わってきます。遅い時間に接種し、夜にリアクションがでてしまうと、対応しきれない場合もあります。ぜひ早い時間にご来院ください。

ワクチンの種類

狂犬病ワクチン

狂犬病は犬だけでなく、人を含めた哺乳類に感染する病気です。発病すると治療方法のない、危険なウイルスです。日本にいる生後3ヶ月齢以上の犬には、法律でワクチン接種が義務づけられています。猫は海外に連れていく場合に、接種が必要になることがあります。

混合ワクチン

一本で数種類の感染症を予防できる多価ワクチンが一般です。2種から9(11)種まで多様にあります。当医院では5種と8ないし9種のどちらかを選んで頂いて接種します。犬は生後2、3、4ヶ月齢の計3回接種が必要。その後は1年に1回の追加接種が必要です。

6種 ジステンパー、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症
8種 ジステンパー、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、犬レプトスピラ(2型)病

3種と4(5)種の2種類を用意しております。猫は生後2ヶ月齢、3ヶ月齢の計2回接種が必要。その後は1年に1回の追加接種が必要です。

3種 猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白球減少症
5種 猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白球減少症、猫白血病、猫クラミジア感染症

フィラリア予防

蚊が媒介することで感染する寄生虫性の病気で、発症するとフィラリア虫体が犬の心臓や肺動脈に寄生し、死亡することもあります。蚊の発生する時期より前の春頃に、注射や飲み薬、滴下剤で予防することが大切です。予防をすれば100%防ぐことができます。

予防期間 おおよそ5月~11月

ノミダニ予防

犬や猫にノミやダニが寄生するとかゆいだけでなく、貧血やアレルギー性皮膚炎、消化管寄生虫や各種感染症などの病気になる可能性があります。またペットだけでなく、人間にも病気が感染することもあります。ノミやダニの駆除、発育を阻止するために、薬を使い予防をすることが大切です。

予防期間 5月~10月

ペットの健康診断とは

人間と同じように、ペットも健康診断が必要です。特に高齢化が進む現在、QOL(生活の質)を保ちながら長生きをするためには異常を早めに見つける必要があります。

問診、触診、聴診をはじめとする内科検診から、血液検査、糞便検査、レントゲン検査、超音波検査など、症状や状態に応じた健康診断をすることが大切です。

当院の健康診断

当院ではそのペットに必要な健康診断を行うように推奨啓蒙しております。

健康診断は重要ですが高齢のペットの場合、体に負担をかける恐れがあります。個々のペットに必要のない診断まで行い、ストレスを増やす必要はありません。

普段の診察の中で、年齢などによりそのペットに必要であろうと考える健康診断のみを見極めて飼い主さんに推奨します。将来的に健康で長生きをしてもらうために、飼い主さんもペットも満足できる質の高い獣医療をするための検査を行います。